女性の方で「腹筋を見せたい」「くびれを作りたい」「美しいお腹のラインを作りたい」と思っている方多いのではないでしょうか。そして、自宅やジムでトレーニングをしてみたり走ってみたりするけどなかなか腹筋が見えてこないのが現状だと思います。
さて、女性のみなさん、腹筋を割ることに対してこのようなことを思っていないでしょうか。「腹筋が見えないのは体脂肪が邪魔しているから、有酸素運動をして脂肪を燃焼しなければならない」。はたして、これは腹筋を割るために重要なことなのだろうか。他にもっと重要なことがあるのではないだろうか。気になりますね…
この章では、女性が腹筋を割るためにやらなければならないことを3選紹介させていただきます。
その3選というのは「腹筋が割れないメカニズムを知る」「有酸素運動」「特異的なトレーニング」のことであり、この3つを女性特有の解剖学・生理学的に解説させていただきます。女性の方であればこの章で紹介したことを実行していただければ誰でも腹筋を割ることは可能です。では早速見ていきましょう!
女性の腹筋がなかなか割れないメカニズム

女性が腹筋を割れない決定的の理由は男性に比べてもともとの筋肉が小さく、そして筋トレをしても筋肉がつきにくいのが原因です。
筋肉が小さいと、当然腹筋が小さいということです。腹筋が小さいということは、それだけ凹凸がなく平ら腹筋になっているということです。

そしてなぜ、男性より小さく、そして筋肉がつきにくいのか。その一つとして男性ホルモン(テストステロン)が原因なのです。男性ホルモンはその名の通り男性に多く存在するものであり、筋肉を作る働きがあります。そして、筋トレ後というのはこの男性ホルモンは多く分泌され、筋肉をより作られるようになるのです。しかし、女性はこの男性ホルモンの分泌が少ないので筋肉の発達が男性と比べて遅くなります。つまり、筋トレをしても筋肉がつきにくいということになります。
また、女性は体の発達が男性に比べ、早く発達しますが筋肉は12歳ほどで成長は停滞していきます。そして、男性は13~17歳に筋肉は著しく成長していきます。これにより女性自身に備わっているもともとの筋肉量は男性よりはるかに劣っているのです。
以上のことから、女性はもともと筋肉が小さく、筋トレをしても筋肉はつきにくいのです。そのことこら、女性は腹筋が割れにくいということにも繋がってきます。
女性の有酸素運動はNG!?

体脂肪燃焼目的の女性の有酸素運動は場合によって心身に悪影響を及ぼす可能性があります。
その時と場合というのは、食事制限を行っているときのことです。
食事制限を行い、体内にエネルギーが不足しているときに有酸素運動を行ってしまうと以下のことが起こる可能性があります。
➀カルシウム、ビタミン不足により疲労骨折が起こる
②過度な負のエネルギーバランスにより、ストレスが過剰になり摂食障害などの精神疾患などが起こる
➂エネルギー不足によりせっかく筋トレをしても、筋肉が分解されてしまう
このように食事制限かつ有酸素運動を行うと、せっかく筋トレをして筋肉をつけようとしても、筋肉は大きくなるどころか、小さくなり最悪の場合、傷害や疾患などになってしまうのです。
筋肉を大きくしたい、腹筋を大きくさせたいのであれば、食事制限と有酸素運動を同時進行するのは控えましょう。
腹筋を割るための特異的トレーニング

腹筋というのは「腹直筋」のことを一般的に示しており、8つの筋肉からできています。
普通の腹筋トレーニングでも、もちろん鍛えることはできるのですが、この8つを分割して集中的に鍛えた方が効率的に筋肉を大きくすることが出来ます。
<腹直筋上部・中部>


➀仰向けになり手を頭の後ろに組み、股関節、膝関節をそれぞれ90°になるように曲げる。
②右肘と左膝、左肘と右膝をくっつけるように上半身と下半身を屈曲させる。
➂20秒間行いましょう。
<腹筋下部・中部>


➀仰向けになり、両手両足を伸ばす。
②両手両足を同時にくっつけるように上半身下半身を曲げる
➂15回行いましょう。
今回は2種目のトレーニングを紹介させていただきましたが、どちらも強度が高いものばかりになります。実際に行ってみると、しんどいですがそれぞれ3セットほど行うようにすると効果が出やすくなります!動作中は呼吸を止めず、常にお腹に力を入れえて行いましょう!
腹筋を割るために女性が気を注意すべきこと

女性は男性と違い月経というものがあります。月経は女性にとって必要なものであり、月経不順になってしまうと体調が崩れたり出産できなくなったりします。この月経というのはある程度脂肪がないと行われないものなのです。脂肪ではホルモンを生成しており、月経が行われる際に必要な女性ホルモンをも生成しております。平均的に体脂肪率が12%より少ないと女性ホルモンは生成されなくなってしまいます。
男性よりも気を使いダイエットや筋トレを行わないといけなく、ストレスも溜まってしまいます。無理のないよう、自分に厳くしすぎず、自分のペースで行いましょう!
まとめ
女性は男性よりも筋肉はつきにくく、小さいということが分かりました。そして、無理をして食事制限や有酸素運動を行ってしまうと骨折や精神疾患などにもなりかねません。なので、効率よく安全に鍛えるためにも、腹筋をしっかり分割して鍛えて、無理のないよう自分のペースで行いましょう!
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