「少しご飯を食べただけや、少し運動をさぼっただけなのに足が太くなった気がする…」女性の方にとってはあるあるのお悩みなのではないでしょうか。人の体というのは、短期間で太ることが出来て、体脂肪を落とすには長期間かかってしまいます。ではこれを短期間で脂肪を落とせるとしたらどうでしょうか。結果が早く出てくるようになるので、おそらく、今まで続かなかったダイエットが続けらるようになると思います。この短期間で脂肪を落とせるようにするためには、まずは一般的に言われる筋肉質の体を目指さないといけません。この筋肉質の体になることにより、同じ運動量をこなしても明らかに早く脚痩せしたり、体脂肪が燃焼されていきます。
今回は筋肉質とは何か、筋肉質になるためには何をすればよいのかを解説させていただきます!
この記事を書いた人 モリキン

<資格・履歴>
・NSCA CPT(アメリカトレーナー資格)
・サッカー・ラグビー・野球・テニス・スポーツジムにてトレーナー活動
普段は論文と参考書に埋もれています📚
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筋肉質とはどういう体のことを表すのか

一般的に言われる筋肉質というのは専門的に考えると2つのパターンのことを表します。
・筋肉量が多い
・筋肉内のエネルギー供給機構が優れている(筋持久力がある)
<筋肉量が多い筋肉質>
これは言葉の通り、筋肉量が多い人のことを表します。私も時々ジムなので見かけますが、それほどトレーニング量は少ないのに筋肉が見た感じ大きく発達している人がいます。このような人たちというのは、遺伝的なことが関与しており、生理学的に「KK型」と言われています。日本人は少なく、欧米人に多いです。このKK型は筋肉がつきやすい体になっているのです。
<筋肉内のエネルギー供給機構が優れている>
こちらは少し専門的な話になってしまいますが、筋肉内にはミトコンドリアと呼ばれる人の体を動かすエネルギーを生成する細胞があります。このミトコンドリアと筋肉内の毛細血管が多く、酸化酵素がより活性化される人のことも筋肉質と表現します。見た目の判断は難しいですが、マラソン選手や長距離運動する人に多いです。
筋肉質だと痩せやすい理由

先ほど挙げた2種類の筋肉質タイプ。なぜこのような筋肉質だと痩せやすくなるのか。
それはどちらも基礎代謝が上がるからです。
<筋肉量が多い筋肉質の体が痩せやすくなる理由>
筋肉はただ筋繊維だけではなく、脂肪、ミトコンドリア、血管、酸化酵素、などが含まれています。筋肉が大きくなるということは、筋繊維も大きくなりますが、その分、血管やミトコンドリア、毛細血管などが増えていきます。ミトコンドリアや毛細血管が増えていく理由は、筋繊維が増えるので、その増えた分の筋繊維を動かすエネルギーを作らなければなりません。

そのエネルギーを作るために、ミトコンドリアや血管が増えるのです。エネルギーをより必要とし、より生産できる=基礎代謝の向上に繋がるので筋肉量が増えると痩せやすい体になるのです。
<筋肉内のエネルギー供給機構が優れている筋肉質の体が痩せやすくなる理由>
エネルギー供給が優れているということは、筋肉内のミトコンドリアや毛細血管の密度が高いということです。先ほども述べましたが、ミトコンドリアや毛細血管が多いということは、その分基礎代謝が高くなるということです。

同じ筋肉量の方でも、この筋肉の内部密度が高ければ痩せやすい体になるということです。
筋肉質かどうかの見分け方

筋肉質かどうかの見分け方というのは、正直高価な機械がないと調べることが難しいです。しかし、理論上これができると、筋肉質の可能性があるかもしれないということはいくつかあるので紹介します。
1.体組成計などを使い、筋肉量が標準より高め
筋肉量が多いということはその分、筋肉内のエネルギー供給機構が優れているということです。
2.長時間のランニング中、足の疲れをあまり感じない
筋肉内のエネルギー供給機構が優れていると、運動中でも疲れにくくなります。
3. 冷え性ではない
筋肉内のエネルギー機構が優れていると、血流の流れは良いので冷え性にはなりづらいです。
4.ご飯を食べると体温の上昇が著しい
食事をすると体温は向上するのですが、エネルギー機構が優れていると、エネルギー代謝が促進され、熱の生産も著しくなるので体温が上がりやすいです。
これらすべて当てはまれば、筋肉質の可能性があります。
筋肉質になるためにやること

筋肉質になるためにやることは二つ
・筋肉量を増やす
・筋肉内のエネルギー供給機構を強化する
筋肉を増やすことは、正しい負荷で筋トレを行えばよいのですが、筋肉内のエネルギー供給機構を強化するには、筋肉の持久力を強化しなければいけません。筋肉の持久力を強化するには、15~20回繰り返すことが限界な負荷で、15~20回×3セット30秒休憩で筋トレを行うようにしましょう。
例えば、下半身の筋肉の持久力を強化したいのであれば、
➀15~20回持ち上げることが出来る負荷を見つける…例30㎏
②見つけた負荷(30㎏)で15~20回スクワットをする
③30秒休憩
④2と3を繰り返す。
このようにトレーニングをすることにより、筋肉内のエネルギー供給機構が強化され、筋肉質の体を手に入れることが出来ます!
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まとめ
短期間で脚痩せをするには、まずは筋肉質と呼ばれる体を作ることが大切です!筋肉質の体を作ることにより、同じトレーニンングをこなしたとしても痩せていくスピードが全然変わってきます。
筋肉質になるためには、もちろん筋トレも必要ですが、低重量・高回数のトレーニングを行うことにより、筋肉内のエネルギー供給機構が強化されるのでこちらのトレーニングもお勧めです!無理なく怪我なく正しいトレーニングを行い、理想の体を手に入れましょう!
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