走っても痩せないのはストレスが原因。痩せない本当の理由

ダイエット

普段パーソナルトレーニングを行っていて、クライアント様のカウンセリングを行う際「毎日夜走っても痩せない」「ジムに通っていてもなかなか体重が落ちない」とお悩みの声を多く聞きます。そして、そのような人たちに限って日頃の仕事疲れ日常生活での悩みといった多くのストレスを抱え込んでいます。実は、このストレスというものがダイエットに悪影響を及ぼしているのは皆さんご存じでしょうか。

ストレスというものはホルモン分泌系に影響を及ぼし、痩せにくい体にしてしまうのです。

この章ではストレスとダイエットの関係性とストレスを解消する方法をお伝えします。なので、もし「ダイエットがなかなか成功しない」「ストレスを抱え込んでいる」と感じる人がいましたら、痩せやすい体とストレス解消法を学べることができますのでぜひ見ていきましょう!

ストレスが体に及ぼす影響

ストレスにより、人の体は通常とは異なるホルモンを分泌するようになります。

ストレスというものは何をしてても生まれるものです。ご飯を食べている時、運動をしている時、お酒を飲んでいる時、それぞれの形に特異的にストレスというのは与えられます。そのストレスに対抗しようとして脳の視床下部や副腎皮質、副腎髄質などからホルモンが分泌されます。

例えば

何かに驚かされたとします。その瞬間、副腎皮質から大量のコルチゾールというホルモンが分泌差れます。

他にも、ランニング中はドーパミン、筋トレ中は成長ホルモン。このようにホルモンというのは場面に合わせて分泌されるのです。

しかし、良いホルモンもあれば当然体に悪影響を及ぼすホルモンも存在するのです。ストレスを与え続けることにより、体に悪影響なホルモンが分泌され続けると当然体に不具合が出ていきます。

ダイエット効果を減少させるストレスホルモン

ダイエット効果を減少させるホルモンとして「コルチゾール」というホルモンがあります。このホルモンは筋肉を分解し脂肪分解を抑制させる働きがあります。

コルチゾールは日常的ストレスや疲労感などにより、副腎皮質から分泌されます。ストレスが溜まってくると血中のコルチゾール濃度は高くなり、体内にコルチゾールが多く分泌されている状況になります。そして、コルチゾールは筋分解、そして脂肪分解抑制の効果があるので、体内に多く分泌されている分、筋肉の分解が著しくなり、脂肪の分解も抑制されます。

そして、このコルチゾールが多く分泌された状態でダイエットを行うとどうでしょう。普通の脂肪分解される量より著しく脂肪分解は行われず、その分、筋肉を分解してエネルギーを得ようとします。このようなことからいくら走っても痩せないし、筋肉は衰えていくという形になります。

なので、ストレスを抱え込んでいるとコルチゾール分泌によりダイエットの効果が出が減少してしまうのです。

ストレスがダイエットに及ぼすもう一つの悪影響

ストレスによりコルチゾールというホルモンが分泌することを先ほど解説させていただきましたが、コルチゾールは他にも免疫力を低下させてしまいます。

コルチゾールは多量分泌をされると、唾液などに含まれる免疫グロブリンという免疫効果のあるタンパク質の分泌を低下させてしまいます。それにより口内に入ってきた細菌やウイルスに対する抗力が低下し、熱や病気を起こしやすくなります。そして、ダイエットなどでよく行われるランニングなどは一時的に免疫力は高まるものの、長時間行ったり、強度を上げてしまうと免疫力は低下していきます。

「コルチゾールによる免疫の低下+ランニングによる免疫の低下」この両方から免疫力はかなり低下します。

コルチゾール豆知識

よくトップアスリートが合宿や試合前などに唾液の検査を行います。これは、ストレスによりコルチゾールが多量分泌分泌され、唾液中の免疫グロブリンが低下していないかをチェックするものになります。こういう場面でもコルチゾールというものはチェックされる重要なホルモンなのです。

以上のことからストレスが溜まっている状態でダイエットを行うと免疫力は著しく低下し、発熱や病気などを起こしやすいのです。

おすすめストレス解消方法!筋肉弛緩法

日頃のストレスを除去するための簡単な運動療法である「筋肉弛緩法」を行っていきます。

この筋肉弛緩法は、日頃の肉体的、精神的ストレスにより無意識に力んでしまっている体をリラックスさせるものになります。

1.目をつむり仰向けに寝っ転がる。両手は左右に広げ、足は腰幅程度に開く

2.首を起こす(10秒間)→首の力を抜き頭を下ろす

3.拳を作り全力で握る(10秒間)→一気に力を抜く

4.お腹に力を入れる(10秒間)→お腹の力を一気に緩める

5.ふくらはぎに力を入れつま先を伸ばす(10秒間)→一気に足の力を緩める

この流れを1~3周行いましょう。また、呼吸は止めず、一定のリズムで行っていきます。

※筋肉がつりそうであれば止めておきましょう。

まとめ

ストレスが溜まるとコルチゾールというストレスホルモンが分泌され、筋肉を分解し、脂肪分解の抑制を行ってしまいます。なので、この状態で走ってしまうと、もちろん痩せにくく、免疫力の低下も同時に置き、発熱や病気になってしまう可能性があります。

ダイエットを続けることは大事ですが、体を壊すことがないよう無理なく自分のペースで行っていきましょう!

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